リンパ浮腫を発症してから、気づけばもう7年。
不便なこともあるし、思うようにいかない日もあります。
それでも最近、「わたしなりに、うまく付き合えているかも」と思える瞬間が増えてきました。
たとえば、むくみが落ち着いている日は、素足になっても、左右差に気づかれないこともあります。
「今日は見た目が気にならなかったな」って、そんなふうに思えるだけでも、心が少し軽くなります。
もちろん、いつもそうとは限りません。
雨の日や気圧が下がる日は、朝から重だるくて、「今日は無理しないようにしよう」と予定をセーブすることも。
でも、そうやって自分の体調にあわせて過ごすことも、わたしにとっては大切なケアのひとつ。
がんばらないことを選べるようになったのは、以前の自分にはなかった変化です。
2年半ほど前からは、パーソナルトレーニングにも通いはじめました。
筋力をつけたいという目的もありますが、「自分のからだと向き合う時間」が定期的にあること自体が、すごく安心感につながっています。
トレーニングでは、姿勢の癖や筋肉の使い方を丁寧に見てもらえて、「わたしの足は、こう動くとむくみにくいんだ」といった発見もありました。
それから、できるだけ毎日歩くようにしています。
たくさん歩ける日もあれば、ほんの少ししか歩けない日もあるけれど、「今日もちゃんと動けた」という実感が、地味だけど確かな支えになります。
加えて最近は、食事でもむくみにくさを意識するようになりました。
塩分を控えめにしたり、水分をこまめにとったり、そうした小さな意識の積み重ねが、日々の体調にやさしく作用してくれているように感じます。
そして、忘れてはいけないのが「気持ちの波」との付き合い方。
ときどき落ち込む日もあるけれど、そんな自分も含めてまるごと認めてあげる。
「今日はしんどいね、よくがんばってるよ」って、自分に声をかけるだけでも、心が少しほどける気がします。
気をつけているのは、ひとりで抱え込まないこと。
つい「わたしなんて」と思いがちなときも、信頼できる人に話すことで、不思議と心がやわらぐことがあります。
言葉にすることで、自分の気持ちを客観的に見られるのかもしれません。
むくみが完全になくなることは、たぶんこれからもないと思います。
それでも、少しでも心地よくいられるように、日々のケアや習慣を見直したり、自分をいたわる時間を増やしたり。
そうやって、これからも「わたしのからだ」と付き合っていきたい。
がんばりすぎず、でも諦めずに。
無理なくやさしく、今の状態をキープできたらいいなって、思っています。
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